<よくわかる外構>予算が意外とかかる境界フェンス

家の新築時は境界フェンスを設置するのが一般的には多いですが、意外とコストがかかります。また、安全面からフェンスの倒壊を防ぐため、予算を抑えることが難しい外構工事の一つでもあります。

たかが境界フェンス、されど境界フェンス

外構で「絶対に必要」と断言してもいいものが、境界フェンスになります。敷地の大きさや形状、設置する場所の外周の長さによって変わってきます。
予算の関係でコストダウンも可能ですが、家の間取りも考慮に入れて設置することをおすすめします。
こんなにも手間がかかる
倒壊しない安全な境界フェンスの施工をするため、以下のような様々な工程があり、非常に手間がかかる作業を行います。

<敷地の境界の糸張り>

<基礎部分のための掘削>

<基礎を打つ前の下地調整>

<基礎コンクリートと配筋>

<1段目ブロックの調整>

<ブロックの積み上げ>
予算ばかりにとらわれると目隠しフェンスがあとで必要になることも

<ブロックの上に境界フェンスを設置>
(LIXIL UF8型 グリッドフェンス)
掲載している写真は一番コストの安い、メッシュフェンスとスタンダードブロックの施工例になります。
以下の施工現場では、リビングにタイルテラスを設置していて、目隠しを兼ねた手すりを設置します。
よく、フェンスや補助手すりを付けるケースもありますが、寄りかかっても安全な強度と、目隠しと採光を兼ねたガラスの手すりで目隠し効果を高めています。

<施工前>

<施工後>

<施工後(内観)>
予算を考慮してメリハリをつける
フェンスはどうしても設置のメーター数が長くなりますので、コストを省く所と、コストをかける所と分けた方が良いです。
必要な所に目隠しフェンスや、ガーデンスペースを楽しむためのフェンスを取り入れるなど検討をしてください。
お隣さんへの配慮も必要
フェンス設置における注意点は、お隣さんや地域のコミュニティへの影響が出ることがあります。
威圧的に感じたり、暗くなったり、風通しが悪くなるケースがあります。設置する際は事前に説明しておかれる方がお隣さんと良好な関係を維持できます。
また、周囲を囲うと侵入者が身を伏せることが出来てしまいますので、背の高いフェンスなどで目隠しで完全に囲う場合はセキュリティへの配慮も必要です。
参考:外構工事一式のご紹介
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