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<よくわかる外構>意外と手間のかかる人工芝の施工方法

<よくわかる外構>意外と手間のかかる人工芝の施工方法
2023年09月09日

人工芝を設置したいけど、「シワや剥がれが出来ないか不安」「素人には難しい」などの理由で諦めてしまう方がいらっしゃると思います。今回は、ご自分で施工したいという方、施工方法を知りたいという方へ向けて、人工芝の施工手順やポイントをご紹介します。

<施工手順>設置場所が土の場合

STEP1

<STEP1>整地

予め土を叩いて平らになるように整地したり、ランマー(締固め機)で転圧し、地盤を固めます。
※不十分な整地や転圧は、人工芝の凹凸の原因になります。

STEP2

<STEP2>防草シートの敷設

防草シートはU字ピンで固定します。1mピッチでU字ピンを1本打ち込みます。
※防草シートは薄いものを推奨します。

STEP3

<STEP3>人工芝の割り付け・カット

防草シートの端部をカットする前に、敷地の形状に合わせて人工芝を全て仮置きし、カッターやハサミで人工芝の端部をカットします。

STEP4

<STEP4>接着剤の塗布

「GFボンド」は人工芝側に塗布し、「ディノグリップ123」や「ルビロン101」は防草シート側に接着剤を塗布します。
※オープンタイム後に貼り合わせ、圧着を行ってください。

STEP5

<STEP5>U字ピンで固定

人工芝の縮みを防止するため、接着後、パイル(芝葉)を巻き込まないようにU字ピン(U字釘)で固定していきます。
※U字ピンで固定する目安:10本/㎡

STEP6

<STEP6>1〜2⽇間の養⽣後に完成

人工芝のパイル(芝葉)をデッキブラシや掃除機で立たせてください。ボンドに水分が付かないようにビニールシートなどで1~2日養生し、ボンドが乾いたら完成です。

<施工手順>設置場所が土間コンクリートの場合

STEP1

<STEP1>清掃

土間コンクリート上に砂や汚れがあると人工芝をうまく接着出来ないため、ほうきで掃いたり掃除機で吸い取るなどして可能な限り取り除きます。

STEP2

<STEP2>人工芝の割り付け・カット

敷地の形状に合わせて人工芝を全て仮置きし、カッターやハサミで人工芝の端部をカットします。
※人工芝を両面テープで仮止めするとズレを防ぐことができます。

STEP3

<STEP3>接着剤の塗布

「GFボンド」を人工芝側に塗布します。人工芝の裏に水抜き穴がある場合は避けて塗布します。
※オープンタイム後に貼り合わせ、圧着を行ってください。

STEP4

<STEP4>人工芝の敷設

仮置きした位置に人工芝を順番に敷設していきます。

STEP5

<STEP5>下穴の処理

ビスを打ち込むための下穴をドリルで開けます。
※下穴はドリル径3.4mm〜3.5mmで開けます。下穴の深さは、ねじ込み長さ+10mmに開けて下さい。

STEP6

<STEP6>ビス打ち

下穴に沿ってビスを打ち込んでいきます。
※ビスは50cmピッチで打ち込むことをお勧めします。設置場所の状況により、数を増やしてください。

STEP7

<STEP7>1〜2⽇間の養⽣後に完成

人工芝のパイル(芝葉)をデッキブラシや掃除機で立たせてください。ボンドに水分が付かないようにビニールシートなどで1~2日養生し、ボンドが乾いたら完成です。

施工のポイント

<POINT1>地面を平らにする

POINT1

不十分な整地は人工芝の凹凸の原因になりますので、山砂と左官砂で整えると綺麗に仕上がります。

1.山砂を敷く
2.その上に左官砂を敷く
3.転圧し地盤を固める

<POINT2>端部をカットする

POINT2

芝の巻き始めと巻き終わりはパイル(芝葉)の乱れや潰れがある場合があり、カッターで端部の縫い目のキワに沿って1~2目をカットします。
※必ず人工芝の裏面からカットし、カッターの刃はこまめに交換して下さい。

<POINT3>芝を食い込ませない

POINT3

人工芝を敷く際、繋ぎ目は芝を食い込ませないよう二人一組で作業することをお勧めします。一人は左右の芝を広げ、もう一人は丁寧に芝を閉じていきます。

<POINT4>縫い目の間隔を均等にする

POINT4

芝と芝を合わせる際、縫い目の間隔を均等にすることで同じ幅の隙間を空けて敷くことができます。
※ピッタリくっつけてしまうと芝が盛り上がるのでご注意ください。

<POINT5>芝を避けてU字ピンを打つ

POINT5
POINT5

パイル(芝葉)を巻き込んでU字ピンを打つのではなく、パイルを掻き分けて基盤シート(下地)にU字ピンを打つと目立たなくなります。
※「パイルスプリッター」を使用すると縫い目に沿ってパイルを掻き分けてU字ピンを打つことができます。

施工上の注意点

<注意1>芝目の向きを合わせる

注意1
注意1

<注意2>接着剤を均等に塗る

注意2
注意2

接着剤を厚く塗ると厚い箇所に引っ張られてシワや反りが出るため、必ず接着剤は薄く塗布してください。

<注意3>接着剤に「オープンタイム」を設ける

注意3

オープンタイムは下地の状況により変わります。指で触って表面に薄い皮が貼り始めたら施工してください。
※オープンタイムが不十分な場合、シワや剥がれの原因となります。
※接着剤に触れて粘着性があるうちは貼り合わせ可能です。

<注意4>接着剤を塗布した後、圧着と養生をする

注意4

接着剤は1日~3日で乾きます。
乾く前に水分を含むと接着剤が発泡し膨らむことがありますので養生を行ってください。

■接着剤「ディノグリップ123」「ルビロン101」使用の場合
圧着と養生が必要です。
圧着を行わない場合は、人工芝が反り上がりやシワの原因になりますので必ず圧着を行ってください。

■接着剤「GFボンド」使用の場合
圧着と養生が必要です。
塗布後、20分以内に貼り合わせ、固定ピンを打ってください。

<注意5>防草シートと⼈⼯芝の両方にU字ピンを打つ

注意5
注意5

U字ピンは巻き始めの端部から順に打ってください。
※ピンを途中から打つとシワの原因になります。

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