<よくわかる外構>新築時はメインの庭(主庭)が大事です!
お庭(主庭)はリビングとのつながりを持たせたり、スムーズな出入りができるようにすれば、生活の空間を広げることができます。
リビング前の庭、どのように活用するか考えよう
写真のようにリビング前には芝生があり、施主様の要望に沿っていれば良いのですが、芝生の手入れはとにかく大変です。
また、リビング前のお庭に出るところは、ビルダーさんが1段ステップを作ってくれています。
この場合、最初にリビングのサッシの高さに合わせて、庭一杯にタイルを敷き詰めたテラスを設置することも可能です。
最初に決めておけば予算アップは少なくて済む
写真の現場は、最初にリビングのサッシの高さに出来る限り近づけて、庭一杯にタイルのテラスを設置を希望されました。
1段のタイルのステップの費用からはアップしますが、リビングとのつながりや、出入りなどを考えるとすごく便利です。段差が解消し、膝にも優しい現場になっています。
実はタイルデッキの作り方は、ブロックで枠組みを組んで、外構で出る土砂を入れることが多く、残土処理費も軽減できます。その上にコンクリートを7cmくらい打設してタイルで仕上げます。
テラスデッキの完成した写真です。
このままでは危ないので、後付けで手すりを付けました。歩行者補助手すりを手すりとして扱うと割れることが多いため、設置する場合には気を付けてください。
当初はLIXIL様の手すり風「フェンスAL」の提案でしたが、これはフェンス(フェンスはあくまで仕切り)となるため、人がよりかかるだけの強度が保証されないので論外でした。
<LIXIL フェンスAL>
※「株式会社LIXIL」の画像を掲載次に提案されたのが、歩行者補助手すりの「UD手すり」でした。これは、歩行時のサポートを目的としており、転落防止効果はありません。
施主様の要望で、子供が飛び出したり、落ちたりしないようにとのことと、目隠し効果を考えてベランダなどに付ける手すりを採用しました。乳白系のガラス(6mmの厚さで安全)なので、暗くならず、目隠し効果もあります。
<LIXIL UD手すり>
※「株式会社LIXIL」の画像を掲載リビングの前はどうしても目線が気になる
今回、施主様がバーベキューや洗濯が干せるスペースが欲しい、庭の手入れが無い方が良いということで、タイルテラスデッキを採用しました。
完成した手すりとタイルデッキの組み合わせです。正直なところ、ベランダの手すり自体は高く、メーカーさんには転落防止と目隠しを兼ねたローコストな製品の発売を期待します。
工事は4時間で終了です。ケミカルアンカー(化学薬品を使ってコンクリートとボルトを接着するもの)を使用して固定します。
<外観>
<内観>
お手入れのことも考えよう
その他にも、人工芝や防草シートを敷いたり、砂利を敷き詰めるなど、色々と手を加えることで庭を手入れする手間を省けます。お庭にアウトドアリビング空間をという方には、ガーデンルームもおすすめです。
<ガーデンルームの施工前>
<ガーデンルームの施工後>
参考:外構工事一式のご紹介
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