【比べてみました①発売歴、受賞歴】アルミ製屋根 高級デザインカーポート LIXILカーポートSC 三協カーポートFⅡ YKKAPプレーンルーフ
住宅着工数は減っていく流れの中、エクステリアではカーポートが好調です。
理由は、お洒落な高級デザインカーポートの登場でカーポートの単価が高いものへシフトした結果です。
まずは簡単な発売の流れと受賞歴から。
<LIXIL>カーポートSC
1台用が2017年10月に発売。翌年2018年10月にワイドタイプの2台用が発売。
コンセプトはSINデザイン。屋根と柱だけで構成されたミニマルデザインでノイズレスをコンセプトに40mm幅の厚みの屋根を採用。
住宅デザインがシンプルモダンなソリッドなものが増えている中で、家のデザインに合う、シンプルさと邪魔をしない屋根のデザインを追求して生まれています。また、4°勾配の屋根のため、フラット感も演出しています。未だ伸び続けているカーポートです。
カーポートのGOODデザイン賞の受賞は、過去にもLIXILや合併前の東洋エクステリアをはじめ、他社でも受賞していますが、おそらく、GOODデザインベスト100に選ばれたカーポートは初めてと思います。その後、ドイツのデザイン賞の「iF DESIGN AWARD 2018」、「German Design Award 2019」も受賞。「第19回 JIDAデザインミュージアムセレクション」も合わせて国内2つ、海外2つの計4つデザイン賞を受賞。

<三協アルミ>カーポートFⅡ
2023年6月発売。
LIXILの独壇場のカーポートに対抗するため、屋根材の長さ方向をLIXILのカーポートSCと逆にし、間口方向の左右に屋根を貼っていくタイプ。
「2023年グッドデザイン賞」受賞。柱部分まで屋根がかかっているデザイン。屋根の勾配はLIXILカーポートSCと同じですが、厚みがLIXILが40mmに対して三協アルミカーポートFⅡは50mmと少し厚め。その厚みを隠すように屋根の廻り縁は三角の形状。LIXILの意匠登録を回避するための苦労や工夫を感じることが出来ます。
サイドの壁もオプションで用意されており、EVの充電機能を格納することも可能です。

<YKKAP>プレーンルーフ
YKKAPも2024年11月発売予定。
屋根の貼り方は三協アルミカーポートFⅡと同じ。柱部分の屋根はLIXILのカーポートFⅡと同様。どちらもミックスした感じがYKKAPプレーンルーフ。
デザイン賞は受賞できるかは難しいところです。屋根の厚みはLIXILと同じ40mm。三協アルミカーポートFⅡの構造に似ていますが、意匠登録回避のため、屋根にもうひとつ部材が追加されています。

次回以降に、価格比較やデザインの違いなどを詳しくご紹介いたします。
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