終の棲家の相談を受けて
最近、同窓会があり、過去の住宅建材メーカーでの勤務経験から、同級生の家の相談に乗っております。25年ほど経過した家で、建て替えるか、リフォームするかを迷っておられました。夫婦そろっての希望は、庭で植木や菜園をしたい、リビングを大きくしたいなど。
私からのアドバイスは、
◆断熱性能を高める(壁を叩いてチェックしたところ、断熱ではない。もちろんサッシも単板ガラスで寒い家)。
これは家の部屋の温度差によるヒートショック(心筋疾患など)の原因の為。
◆廊下の幅を内々90cmは取って欲しい(現在関東間モジュールの為、狭い)。
これは車椅子でも使いやすい家を目指すこと。メーターモジュールで建てるべき。
◆メンテナンスのかからない家(屋根、外壁、床下など)
年金生活になってからの改修は出費を融通するのが、苦しい。特に外壁はメンテフリーに近いモノ(タイル、セラミック塗装、窯業系サイディングが好ましい)。
◆断熱等級や、UA値に注意すること
これは、住宅メーカーに依頼する際の品質基準にもなります。等級は3、UA値は0.4を下回っていれば合格。これにより、光熱費の削減と高齢時の過ごしやすさに関係します。もちろん、立替ですと長期優良住宅にすべき。京都のあるビルダーに行き、分譲価格に長期優良のモデルにして欲しいと言ったところ、1000万以上は建築費が上がりますと言われたことがあります。売るばっかりで品質欠落の例。
これらをもとに、ご夫婦で住宅メーカー回りをされています。コスト面と品質では住友の新築そっくりさん、コスパでは一条工務店などを説明。その他も。屋上の活用も考えられており、ヤマト住建なども候補のようです。最近急成長の泉北ホーム、断熱が売りの小林住宅なども見に行くようです(関西系ビルダー)。屋上活用ならベツダイもありかと。ただしローコスト設計ですので仕様をアップしないといけないですが。ハイムや旭化成などは予算オーバーのようです。
長文になりましたが、私のところに相談されるケースは外構以外もあります。現在は静岡、彦根、東京などです。相談に乗ることで、少しでも良い住環境に貢献できればと思う次第です。同級生からはLINEで色々な質問に対応しています。「終の棲家」=「納得で安心」ですので、寄り添っていきたいと思います。
何かございましたら遠慮なく。
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