【現地レポート】台風7号の被害(駐輪場の屋根飛び)
先週の8月15日、近畿地方に上陸した台風7号について、調べてみました。被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。
伏見区の私の自宅近くで駐輪場の屋根が飛んだというニュースを見て、8月20日に現地に行きました。被害のあった駐輪場は、後片付けされており、飛散状況を写真に収めることは出来ませんでした。
状況については毎日新聞の動画がYouTubeにアップされていましたので、リンクを貼ります。
毎日新聞のユーチューブ動画より(クリック)
現場は比較的平らなところに、南北に阪神高速が走っています。また、高いビルの裏側ということで、風の抜け道になっており、風速が加速したものと思われます。
「水の流れと同じで狭くなったところは勢いを増します」
背の高いビルが風の流れを止め、抜けるところに風が集まった結果と思われます。また、駐輪場の屋根の形状が、アール型のため、パラシュートのように風を受ける形状であったことも影響しています。また、駐輪場のタイプがY型の柱が背中合わせであることも、風の抜け道にちょうど引っかかる障害物になったと思われます。
「ロケーション」
「Y合掌タイプ(柱の両側に屋根)」
「柱が背中あわせのタイプ」
【対策】
①風の抜け道や、高台の角地、大通りに面したところでの設置に関しては、片流れのカーポートや駐輪場はサポートという補助柱を取付けておく。後から追加で施工することも可能です。
②ホームセンターなどでブルーシートで覆いつつ、ロープで縛る。
③屋根押さえ用のネットが九州地区のホームセンターでは販売されていました。そういった補助的なもので押さえ込む。
【今後、もしくはこれから設置】
①なるべくアールの少ない形状やフラットなタイプを選ぶ。
②サポート柱と屋根押さえ材を取付ける。
③メーカーの表示している強度を確認してから購入する。
④不安に思ったら、業者にロケーションを含めて相談をする。
といったことになります。
とりあえず、今回の件ではけが人が出ていないことが救いです。
しかし、台風被害を受けた方もおられます。あらためてお見舞い申し上げます。