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【現地レポート】台風7号の被害(駐輪場の屋根飛び)

  • 【現地レポート】台風7号の被害(駐輪場の屋根飛び)
2023年08月22日

先週の8月15日、近畿地方に上陸した台風7号について、調べてみました。被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。

 伏見区の私の自宅近くで駐輪場の屋根が飛んだというニュースを見て、8月20日に現地に行きました。被害のあった駐輪場は、後片付けされており、飛散状況を写真に収めることは出来ませんでした。

状況については毎日新聞の動画がYouTubeにアップされていましたので、リンクを貼ります。


毎日新聞のユーチューブ動画より(クリック)


現場は比較的平らなところに、南北に阪神高速が走っています。また、高いビルの裏側ということで、風の抜け道になっており、風速が加速したものと思われます。



「水の流れと同じで狭くなったところは勢いを増します」

背の高いビルが風の流れを止め、抜けるところに風が集まった結果と思われます。また、駐輪場の屋根の形状が、アール型のため、パラシュートのように風を受ける形状であったことも影響しています。また、駐輪場のタイプがY型の柱が背中合わせであることも、風の抜け道にちょうど引っかかる障害物になったと思われます。



「ロケーション」




「Y合掌タイプ(柱の両側に屋根)」



「柱が背中あわせのタイプ」


【対策】

①風の抜け道や、高台の角地、大通りに面したところでの設置に関しては、片流れのカーポートや駐輪場はサポートという補助柱を取付けておく。後から追加で施工することも可能です。

②ホームセンターなどでブルーシートで覆いつつ、ロープで縛る。

③屋根押さえ用のネットが九州地区のホームセンターでは販売されていました。そういった補助的なもので押さえ込む。

【今後、もしくはこれから設置】

①なるべくアールの少ない形状やフラットなタイプを選ぶ。

②サポート柱と屋根押さえ材を取付ける。

③メーカーの表示している強度を確認してから購入する。

④不安に思ったら、業者にロケーションを含めて相談をする。

といったことになります。

とりあえず、今回の件ではけが人が出ていないことが救いです。

しかし、台風被害を受けた方もおられます。あらためてお見舞い申し上げます。