関西エクステリアフェア2025に行ってきました!最強の天然木材「青森ヒバ」
こんにちは、スタッフのハタです。
前回に続き、今回も関西エクステリアフェアで見つけた木材を使ったアイテム・ウッドデッキをご紹介します。
ウッドデッキには天然木と人工木(樹脂木・再生木など)の2種類がありますが、近年は樹脂製が主流になりつつあります。
自然な風合いが魅力の天然木ですが、紫外線や雨、湿気に弱く、防虫処理や定期的なメンテナンスが大変……というイメージがありますよね。
そんな天然木=メンテナンスが大変というイメージを一新する、驚きの商品に出会いました!
【最強の天然木】ウッドデッキの常識を覆す「青森ヒバ」に出会いました!
展示会場を見学していると、赤色の目を引くポップがを発見。
『腐らない』『日本最強』

強気なポップ
さすがに言い過ぎでは?とブースに近づいてみると、ふわっと木のいい香り。
株式会社F&Fの天然木を使ったウッドデッキと目隠しフェンス
「ヒバセレクト」が設置されていました。
使用されているのは、日本三大美林のひとつとして知られる「青森ヒバ」という木材。

天然木ならではの美しい木目
青森ヒバは、主に北関東の一部地域にしか生息しないとても希少な木で、日照条件の厳しい環境でも300年以上生きる生命力を持ち、繊細な木目に加え、耐水性・耐腐食性・抗菌性まで兼ね備えています。
そして、青森ヒバが最強と言われるゆえんは、その成分「ヒノキチオール」にあります。
ヒノキチオールには、防虫・抗菌・芳香効果があり、人工的な薬剤処理をしなくても、木そのものが高い防腐・防虫性能を発揮します。

天然の薬効成分「ヒノキチオール」
青森ヒバには、この天然の薬効成分がヒノキの約10倍も含有しているとのこと!
また、水に濡れると独特の香りが一層強まり、防虫効果もアップするそうです。ウッドデッキに近付いた時に香った森の中にいる様ないい香りは、ヒノキチオールの匂いでした。
さらに、ヒバセレクトでは樹齢150年以上の赤身材(芯去材)のみを厳選使用。
薬剤処理なしの無垢材にも関わらず耐久性はお墨付きで、なんとこの青森ヒバ、伊勢神宮・内宮の入口にある宇治橋の材料としても使われています。
年間約420万人、1日平均1万人以上が渡る橋ですが、2013年の式年遷宮の際に改修されたにも関わらず、腐食はほとんど見られず健在。

銘木を贅沢に使用
長年、多くの人を渡し風雨にさらされながらもびくともしないその耐久性には、ただただ驚くばかりです。
そんなお伊勢さんと同じ素材をお庭に使えるなんて、ちょっとしたパワースポット気分になりますね(笑)

今年の三が日、伊勢神宮・宇治橋前の人だかり
また、青森ヒバは樹脂デッキと比較して熱伝導率が低く、夏場でも表面温度が上がりにくいのも魅力です。
実際に、幼稚園などでもウッドデッキ材として採用されているそうですよ。
小さなお子さんやペットがいるご家庭にもぴったりですね。
気になる経年劣化とメンテナンス
無塗装・無薬剤の天然木というと、「お手入れが大変そう」と不安になりますが、青森ヒバはその点も安心。
定期的な薬剤処理の必要がないため、メンテナンスがとてもシンプルで、表面をサンドペーパーなどで研磨して磨くだけ。
年月とともに紫外線の影響で木材の色味は銀褐色に変化していきますが、木材内部に影響はなく、色の変化もまた天然木ならではの味わい。
定期的にメンテナンスして美しさを保つのもいいですが、経年美化を楽しめるのも天然木の大きな魅力のひとつですね。

青森ヒバの経年美化
確かに、樹脂デッキの方が価格も手頃でお手入れも楽かもしれません。
しかし、木の豊かな香りや手触り、ぬくもり、そして経年変化の美しさは天然木ならではです。
しかも、ここまで高性能な天然木があるなら「天然木は手間がかかる」というイメージが覆されますよね。
樹脂製よりも価格は高めですが、納得の品質です。
本当に『最強』の名にふさわしい木材、それが青森ヒバでした!
天然木・ヒバセレクトを取り扱っているF&F社ですが、まるで天然木のようなリアルな質感のラッピングが人気の樹脂フェンスマイティウッド ベーシック 極(きわみ)なども取り扱っております!
木目調フェンスなどご検討中の方はぜひチェックしてみてくださいね。
樹脂製のデッキやフェンスも便利でいいですが、天然木の良さも再発見できるきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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